子どもは、たとえ一緒に遊んだりしていなかったとしても 一つ屋根の下、一緒に暮らしているだけで、幸せだ。 一緒にご飯食べたり、テレビ観たり…別々に思い思いのことをしていても、 ただ傍にいるだけで幸せを感じることが出来る。 そういえば、今年は七草がゆを作り損ねたなぁ… 子どもたちと一緒に住んでいたときは、子どもたちに食育とか、家庭の味とか、 日本の年中行事とかを教えるために、一生懸命ご飯とか作ったりしてたけど、 一緒に住まなくなると…自分一人だと、なんか張り合いないし、何かを考える意欲さえ 湧いてこなくなるもんだなぁ…。 末っ子が中学生になったら、もう、週一度の家族生活…俺にとっての 週一の家庭を持つ機会もなくなってしまう。 そろそろ、俺自身、故郷に帰るか…な。もう、ここには誰も居ないのだから…。 せめて、仲間のいる故郷に帰ろうか…。 結局、俺は、人生において一番欲っしていたもの…いわゆる普通の家庭を 持つことは出来なかったなぁ、これまでは。 今後は、子どもたちと、一緒に暮らすことも無いだろう…新しい家庭を作らない限り。 残りの人生、あと30年に期待(笑)
昭和・平成・令和…と、時代が移り行くに連れて変化する悲喜交交の人間模様と心模様のエッセイ。