子どもたちにベッドで読み聞かせをすることは、情操教育に有効だと言われます。 親の声で、チョッとだけ芝居ぶって、昔話を読み聞かせることは、親である自分にとっても楽しいものです。 読んでいる途中でうとうととしてしまったことも今となっては懐かしい思い出です。 夜、寝る前の読み聞かせ…とは違いますが、普段、子どもたちに絵本を読んであげたりすることも、コミュニケーションのきっかけにもなり、大切なことだと思います。 たくさんの本、たくさんのお話し…子どもたちにとっては、大きな心の財産になるのではないでしょうか? 子どもたちと一緒に、昔話について、いろいろとお話しをすることで、人の優しさや思いやりなどの醸成に繋がるのだと思います。 先日、市原悦子さんが亡くなりました。 私が小学校の頃、毎週土曜日の夜にテレビで「まんが日本昔ばなし」を観ていたのを懐かしく思い出します。 私の場合は、読み聞かせをしてくれるような親ではなかったので、市原さんと常田富士夫さんの語り口が、親の代わりをしてくれたんだと認識しています。 既に常田さんも他界されているので、市原さんの訃報を知った時は、まるで両親を亡くしたかのような哀しみを感じました。 とにかく、ありがとうございました。今はただ、ご冥福をお祈りいたします。
昭和・平成・令和…と、時代が移り行くに連れて変化する悲喜交交の人間模様と心模様のエッセイ。