◆日本の為替特会(外国為替資金特別会計)の運用益について、直近5年分(2019年度~2023年度決算)の推移をまとめました。 ここで言う「運用益」として最も実態に近い「決算上の剰余金(利益)」 と、その主な源泉である 「運用収入(利子収入)」を記載します。 外国為替資金特別会計 運用益の推移(直近5年) 年度(決算) 歳計剰余金(実質的な利益) 運用収入(利子・配当等) 2023年度(令和5年度) 約3兆8,883億円 約3兆1,836億円 2022年度(令和4年度) 約3兆4,759億円 約2兆3,296億円 2021年度(令和3年度) 約2兆2,975億円 約2兆2,580億円 2020年度(令和2年度) 約2兆8,988億円 約2兆7,465億円 2019年度(令和元年度) 約3兆4,391億円 約2兆8,091億円 ※出典:財務省「外国為替資金特別会計 決算」各年度版より作成 ※「運用収入」は予算ベースや財務書類ベースではなく、決算概要における収入内訳の数値(百万円単位を四捨五入)を参照しています。 データの見方とポイント 主な利益の源泉は「金利差」 運用益の大部分は、保有している外貨資産(米国債など)から得られる「利子収入」です。日本が発行する「政府短期証券(FB)」の低い金利で資金を調達し、金利の高い外貨で運用するため、その差額(利ざや)が利益となります。 特に2022年度以降は、海外(主に米国)の金利上昇に伴い、利子収入が増加傾向にあります。 「為替差益」について 上記の「剰余金」には、実際にドルなどを売買して確定した「実現益」のみが含まれています。 含み益(評価益)は含まれていません: 近年の円安進行により、計算上の資産価値(円換算額)は数兆円〜数十兆円規模で増えていますが、これらは「評価益」であり、現金の利益(剰余金)としては計上されず、一般会計への繰り入れ対象にもなりません。 利益の使い道 この剰余金の多くは、国の一般会計(国家予算)に繰り入れられ、防衛費やその他の政策経費の財源として活用されています。 ◆日本の外貨準備高(総額)の年度ごとの推移をまとめました。 外貨準備高は通常、米ドル建てで計算・公表されます。日本の会計年度末(3月末)時点のデータです。 日本の外貨準備高の推移(年度末ベース) 年度末(時点) 外貨準備高 総...
本日2月1日は、衆議院総選挙の投票日(2月8日想定)まであと1週間となりました。 SNS(特にX)とオールドメディア(新聞・テレビ)では、情勢認識に大きな乖離が見られます。それぞれの情報が持つバイアスを考慮し、現時点での各党の議席獲得予想を対比します。 SNS vs オールドメディア:情報空間の分断 まずは、両者の情報発信の特徴を視覚化したイラストをご覧ください。 イラスト左側の SNS WORLD では、高市首相への熱狂的な支持とともに「自民圧勝」のムードが醸成され、対立する新党は「野合」と切り捨てられています。一方、右側の OLD MEDIA では、世論調査に基づき「大接戦」「自公過半数割れの可能性」が報じられ、新党の勢いや組織票の動向が焦点となっています。中央の有権者は、この相反する情報の間で困惑しています。 メディア別 各党議席獲得予想の対比 この分断された情報環境を踏まえ、それぞれのメディアが示唆する議席予想をまとめました。 【総定数:465議席】(過半数:233) 政党 SNSの情報を参考にした予想 (熱狂と願望ベース) オールドメディアの情報を参考にした予想 (組織票と調査ベース) 解説・ポイント 自民党 240〜260 (単独過半数超え) 200〜220 (単独過半数割れ濃厚) SNSでは高市人気による圧勝論が支配的だが、オールドメディアは公明票の離反による接戦区での敗北を予測。 中道改革連合 (旧立憲+旧公明) 100〜120 (低迷・伸び悩み) 150〜170 (一大対抗勢力へ) SNSでは「野合」批判で支持が広がらないとされるが、オールドメディアは野党結集による相乗効果を評価。 日本維新の会 国民民主党 40〜50 (国民民主に期待集中) 50〜70 (キャスティングボート) SNSは保守寄りの国民民主に期待。オールドメディアは、両党が自民過半数割れ後の政権の鍵を握ると見る。 共産・れいわ 15〜25 (現状維持〜微減) 20〜30 (一定の固定票) 大きな変化はないと見られるが、新党との競合で埋没する可能性も。 新興勢力 (参政・保守など) 20〜30 (大躍進説) 0〜5 (泡沫扱い・議席獲得なるか) SNS上の熱気と、実際の選挙区での強さ(地力)評価に最も大きな乖離がある。 結論: SNSの情報のみを信じれば「自民党の楽勝」に見えますが...