救急車のサイレンで、ウィンカーをだして道路の左側端に寄って停車している多くのクルマを尻目に、高齢ドライバーが救急車を先導するようなカタチで大通りを走行している。 気づいていないのか、分かってやっているのかは不明。 ボケているのか、前頭葉が萎縮して良い悪いの区別が出来なくなっているのか…何れにせよ 老害 。 高齢者 ならではの行動だ。 彼の孫や彼の家族にとっては良き祖父かも知れないが、社会にとっては迷惑この上ない。 高齢化社会 とは、こういった場面に多く出くわす社会なのだろう…せめて自分自身があのように成らぬよう、常に他からの意見を聞き、自分で気づかない自分自身の「劣化」について周囲の人々に指摘してもらえる環境を整えることで自分の劣化に気付けるように努めるしかない。
昭和・平成・令和…と、時代が移り行くに連れて変化する悲喜交交の人間模様と心模様のエッセイ。