何十年も昔…金利が高くて郵便局にお金を10年預けると2倍になった時代。 その頃の保険の勧誘は、「貯金代わりに」といった売り文句で保険の加入者を集めていました。 そういった時代に「保険」のイメージを作られてしまった年配の方々は、「保険=掛け捨て」という概念を理解できないようです。 最近でも、「掛け捨てじゃない」 といっている保険の商品がありますが、仕組み的には保険料を「掛け捨て」部分」と「貯蓄」部分に分けてあって、掛け捨てのみの保険より、保険料が「貯蓄」分だけ高くなっているというものです。 仕組みを知れば「なぁんだ」と言って、掛け捨てじゃないと言っている保険をバカバカしく思うのですが、昔の高金利時代の感覚のままの人は、 それが普通の保険だと勘違いを拡大してしまいます。 うちの母親も、そんな悲しい人々の中の一人の様で、基本的に保険は「掛け捨て」であるということが理解出来ないようです。 最近の銀行が審査なしのクレジットカードを広めようと営業した結果、たくさんのリボ払い地獄に陥ってしまっている人々を増やしてしまうのも然り…。 無知の人々(経済的弱者)を勧誘して、お金を動かして利益を得ようとする行為… 金融関係の企業の悍ましさとは、そういったところにあるんですね。