今までの選挙では、他にロクな政党が無いから”自民党”に一票を投じていた人もいると思う。 足しかに、民主党が政権ととった時は飛散だった。 だが、現状のままでは日本の国力が衰退する。 バブル後のデフレで、各企業が給料を上げることが出来なくなってしまっているので、他国のように物価も給料も上昇するといった自然な流れとは違ってしまった。 それは政策の失敗だったと思う。 財務省に大きな権限を与えすぎたために、組織が独り歩きして、組織の利権の維持拡大のみが目標となってしまった組織になっているからだ。 国益が考慮されていないため、特別会計の多くは、政府の出先機関となっている天下り先に流してしまい、世界最高の債権国であるはずの日本の国民が、官僚組織の維持拡大の資金を税金で提供している状態となっている。 円安やコロナ渦後の需要拡大による70円兆余りの増収分も、無駄な特別会計の浪費で吹っ飛んでいる。 今の日本は、立法と行政が癒着することで、政治家までもが官僚にコントロールされている。 そして、官公庁と民間企業が”天下り”によって癒着してしまっている。 今の政府では、官僚との癒着で、国民から割高な税を搾取し、国力を弱める方向にしか進めない。 だから、その癒着の無い政党に政権をとらせる以外、官僚主義の是正は叶わない。 少なくとも、自民・公明・立憲民主の増税派である政党には、官僚との癒着があるから避けるべきだ。 たとえ、それ以外の政党が政権運営になれていなくとも、今のまま国力を衰退させるよりはマシだ。まずは、一度破壊することが肝要。 現状を打破するには、一時的な混乱もやむを得ず、国力のある今でしか出来ない大改革を選挙により国民自らの力で行うべき時だと思う。
昭和・平成・令和…と、時代が移り行くに連れて変化する悲喜交交の人間模様と心模様のエッセイ。