お盆は、一年のうちで何度か家族一緒に過ごせる時の1つなので、俺は大好きだ。 一人暮らしをしている長女も帰って来てくれて、家庭料理を食べるのを楽しみにしていてくれる。 それが嬉しいんだよね。 うちの場合は、別れた前妻が手間はかけずにお金をかけるタイプだったので、 惣菜屋で買ったものや外食やパン・お茶漬けなどが多かった。 だから、俺自身は手間がかかってもできる限り手作りで「男の料理」ながら、 娘たちに食事を作るようにしていた。 そんな「男の手料理」を「家庭の味」などと言ってもらえるのは幸せだ。 頑張った甲斐があったようで本当に嬉しい。 これからも、娘たちのために手作りで栄養バランスを考えながら料理を楽しもうと思う。 今年も家族3人で幸せなお盆のひとときを過ごせたことに感謝している。
昭和・平成・令和…と、時代が移り行くに連れて変化する悲喜交交の人間模様と心模様のエッセイ。