満60歳を祝う行事を「還暦」というが、
昔は60歳にもなると長生きだったから、そういう行事の最初の年齢だった。
赤い頭巾やチャンチャンコを着て祝うのをテレビなんかで見た人もいるだろう。
ただ、今では自分の感覚(あくまでも俺個人の感覚)では「長生き(長寿)」の感じがする年齢は
80歳以上…ってなところかな。
だって「初老」なんて、昔は40歳ぐらいのことを指したけど、
今は一般に60歳ぐらいのことを指しているようだからね。
医学が発達し、栄養もとりやすくなったので、
人は昔より長生きできるようになってきた。
ただ、長生きする代わりに「癌」の発生率も高くなったわけだが…
昔は癌になる前に寿命が尽きることが多かったから。
でもまぁ、人生が長くなったことで
より多くのことが出来るようになった現代人は幸せだと思う。
そして、長生きできる分、
人生で何か1つでも多く、他の人の役に立つことをしたいものだ。
さてと…
ついでだから、長寿のお祝いについて整理してみた。
70歳 は「古稀(こき)」:還暦とは違い数えで70歳だから満69歳のお祝いで色は紫。また、これ以降はすべて数え年で祝う。
77歳は「喜寿(きじゅ)」:七は縁起が良いといわれているので七が2つ重なる77歳を祝うようになったのが起源。色は紫。
80歳は「傘寿(さんじゅ)」:八十に傘の略字を当てた。お祝いの色は紫。
88歳は「米寿(べいじゅ)」:末広がりの八が重なり縁起が良く、米という字を当てた。ここから色は金茶色に変わる。金茶とは黄色がかった金色っぽい茶色のこと。
90歳は「卒寿(そつじゅ)」:旧漢字で卒を卆と書くので、これを当てた。色は黄色。
99歳 は「白寿(はくじゅ)」:百から一を引くと九十九になるのと、白という字になるということで、この字を当てた。色は白。
実は他にも81歳、108歳、111歳など、歳をとると多くの祝い年齢がある。
年齢を重ねて長生きすることの人間としての価値や命の尊さを実感する上で、
これらの年齢による祝い事は、実は大切な行事ではないだろうか!?
ちなみに、60×2ということで、120歳は2回目の還暦を迎えたということで「大還暦」という。
現代の医学では未だ、さすがに3回目の還暦はないだろうなぁ…
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