2025年9月(高市トレード):
高市氏が提唱する「強力な金融緩和」への期待から、市場は円安・株高に動き、日経平均は単月で+8.5%と急上昇しました。
2025年10月(石破ショック):
その直後、石破政権(画像では石破氏と高市氏の両方のイラストがあるが、注釈は石破氏の影響を示唆)が発足または影響力を強め、市場は「金融引き締め(緩和の縮小)」を懸念しました。
この期待と現実の政策方向のギャップが「ショック」となり、株価は-5%と急下落しました。
したがって、高市トレードで膨らんだ期待が、直後に「石破ショック」による金融引き締め懸念で打ち消され、株価が下がったという構図は、この図から明確に読み取れます。
なお、その後の11月以降は、市場は徐々に落ち着きを取り戻し、企業の決算期待や地政学リスクといった他の要因で動くようになった様子も描かれています。
※高市内閣(第1次)は、2025年(令和7年)10月21日に発足しました。
その後、2026年(令和8年)2月18日に第2次高市内閣が発足しています。
時系列を整理すると、株価の大きな変動はまさに政権交代の端境期(はざかいき)に集中しています。
この流れを詳しく見ると、以下のようになります。
1. 「石破ショック」のタイミング
グラフで10月に記録されている-5%の下落(石破ショック)は、まさに石破政権の末期、あるいは高市内閣が発足する直前の「政治的空白」や「政策の不透明感」を反映したものです。
9月: 高市氏への期待(高市トレード)で大きく上昇。
10月前半: 石破氏の金融所得課税や法人税増税、日銀の利上げ容認といった「タカ派」的な姿勢への警戒感がピークに達し、期待の剥落とともに株価が急落。これが「石破ショック」の正体です。
2. 高市新政権へのバトンタッチ
高市内閣が発足したのは2025年10月21日ですので、10月の下落の大部分は、石破政権が退陣する直前の、市場との対話不足や政策不安が引き起こした「負の遺産」と言えます。
つまり、投資家が石破政権の政策を嫌気して投げ売りが出たタイミングで底を打ち、その直後に高市氏が就任したことで、11月以降の「市場の落ち着き」へと繋がっていったという構図です。
3. 単月データで見える「政権交代のドラマ」
累積(積み上げ)のグラフでは、こうした短期間の乱高下は緩やかな線に吸収されてしまいますが、ご指摘の通り単月(月次)の騰落率で見ると、「石破政権の退陣間際の下落」と「高市政権発足後の沈静化」という対照的な動きが鮮明になります。
市場は常に「次」を織り込むため、石破政権下の最後の大暴落が、皮肉にも高市政権にとっての「安値からのスタート」という土台を作った側面もあります。


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